対象:macOS 27 Golden Gate、macOS 26 Tahoe。macOS 15 Sequoia以前との違いは各所で補足します。
結論から言うと: メニューバーの設定はほぼすべて、システム設定 › メニューバー(macOS 26以降)にまとまっています。Sequoia以前では同じ項目が「コントロールセンター」と「デスクトップとDock」に分かれています。ここで、メニューバーを常に表示するか自動的に隠すか、Wi-FiやBluetooth、音量、バッテリーなどのアイコンを出すか消すか、時計の見た目、背景を表示するかを決めます。アイコンの並び替えと削除はcommandキーを押しながらのドラッグです。メニューバーの色を変える設定だけはmacOSにはなく、別の方法が必要です。以下、よく検索される順に説明します。
最初にお断りしておきます。筆者はBoring Old Menu Barの開発者です。メニューバーを好きな単色にする小さな有料ユーティリティで、このページの最後の方、色の話のところで登場します。それ以外の項目はすべてmacOSの標準機能か、他社の無料・有料アプリの話です。
メニューバーの設定はどこにある?
macOS 26 Tahoeで、Appleはメニューバー関連の設定を一つの画面に集めました。アップルメニュー › システム設定 › メニューバーです。macOS 27 Golden Gateでも同じ場所にあります。ここにあるのは次の項目です。
- メニューバーを自動的に表示/非表示:「常に」「デスクトップ上のみ」「フルスクリーン時のみ」「しない」
- メニューバーの背景を表示:Tahoeで消えたメニューバーの背景を戻すスイッチ
- 最近使った書類、アプリケーション、およびサーバの表示数
- 時計と「時計のオプション」
- Siri、Spotlight、Wi-Fi、Bluetooth、バッテリー、集中モード、画面ミラーリング、ディスプレイ、サウンド、再生中、ファストユーザスイッチ、Time Machine、VPN、天気の各スイッチ
- メニューバーに追加することを許可:サードパーティ製アプリごとの許可
- コントロールセンターをリセットする
macOS 15 Sequoia、14 Sonoma、13 Venturaでは、同じ項目が二か所に分かれています。アイコンの表示・非表示と時計はシステム設定 › コントロールセンター、自動的に表示/非表示はシステム設定 › デスクトップとDockです。以下の説明では「メニューバー設定」と書いたら、Sequoia以前の方はこの二か所を読み替えてください。
メニューバーを常に表示する、または自動的に隠す
「mac メニューバー 常に表示」と「mac メニューバー 非表示」はどちらも同じ一つの設定の話です。メニューバー設定 › メニューバーを自動的に表示/非表示に4つの選択肢があります。
- しない:メニューバーは常に表示されます。フルスクリーンのアプリでも画面上端に残ります。常に表示したい方はこれです。
- フルスクリーン時のみ:通常は表示、フルスクリーンでは隠れて、ポインタを画面上端に当てると現れます。macOSの初期設定です。
- デスクトップ上のみ:通常は隠れて、フルスクリーンでは表示。あまり使われません。
- 常に:どの状態でも隠れ、ポインタを上端に当てたときだけ現れます。画面を少しでも広く使いたい方向けです。Dockの自動非表示と組み合わせると、13インチのMacBookでかなり違いが出ます。
メニューバーを隠すためのキーボードショートカットは標準にはありません。Dockには⌥⌘Dがありますが、メニューバーにはないので、必要なら上の設定を切り替えるか、ショートカットアプリやBetterTouchToolのようなツールで設定の切り替えを割り当てることになります。
メニューバーが表示されない、消えたとき
「mac メニューバー 表示されない」は月に数百回検索されています。原因は決まって次のどれかです。上から順に確認してください。
- フルスクリーンになっている。 緑のボタンでフルスクリーンにしたアプリでは、メニューバーは隠れるのが標準です。ポインタを画面の一番上に当ててしばらく待つと降りてきます。常に出しておきたいなら、上の設定で「しない」を選びます。
- 「自動的に表示/非表示」が「常に」になっている。 自分で変えた覚えがなくても、一度確認する価値があります。メニューバー設定(Sequoia以前はデスクトップとDock)を開いて「しない」か「フルスクリーン時のみ」に戻します。
- 外部ディスプレイにメニューバーが出ない。 メニューバーをすべてのディスプレイに表示するには、システム設定 › デスクトップとDock › Mission Controlで「ディスプレイごとに個別の操作スペース」がオンになっている必要があります。変更後はログアウトが必要です。この設定がオフだと、メニューバーは主ディスプレイにしか出ません。どのディスプレイを主にするかはシステム設定 › ディスプレイ › 配置で、白いメニューバーの帯を別のディスプレイにドラッグして決めます。
- アイコンが右端で消えた。 メニューバーに入り切らないアイコンは、Sequoia以前ではそのまま表示されず、ノッチのあるMacBookではノッチの裏に隠れます。macOS 27では自動的にメニューバー端の矢印の中にたたまれるようになりました。矢印をクリックすると隠れたアイコンが出てきます。
- メニューバーが固まって反応しない。 時計が止まっている、クリックしても何も開かない、という場合は、Finderを再起動します。⌥キーを押しながらDockのFinderアイコンを右クリックして「再度開く」。それでもだめならログアウトして入り直します。
アイコンを追加する:Bluetooth、音量、VPN、バッテリー残量など
Appleの標準アイコンはすべてメニューバー設定(Sequoia以前はコントロールセンター)にスイッチがあります。よく検索されるものを挙げます。
- Bluetooth:「Bluetooth」をメニューバーに表示。
- 音量:「サウンド」を「常に表示」にします。「使用中に表示」だと音声を再生しているときだけ出ます。
- VPN:「VPN」をオン。macOSの設定で構成したVPNが対象です。アプリ独自のVPNクライアントは、そのアプリ側の設定で表示します。
- バッテリー残量のパーセント表示:「バッテリー」の横の「バッテリーオプション」を開き、「割合(%)を表示」をオンにします。
- Wi-Fi、集中モード、画面ミラーリング、ディスプレイ、Time Machine、天気、ファストユーザスイッチ:それぞれのスイッチ。
- 時計:消すことはできませんが、「時計のオプション」で日付、曜日、秒、24時間表示、アナログ表示を切り替えられます。
サードパーティ製アプリのアイコンは、そのアプリの設定で出し入れします。多くのアプリには「メニューバーにアイコンを表示」のような項目があります。macOS 27では、アプリがメニューバーにアイコンを置けるかどうかを、メニューバー設定 › メニューバーに追加することを許可でアプリごとに決められます。アプリの設定でオンにしているのにアイコンが出ない場合は、ここで許可されているかを確認してください。
アイコンを並び替える、削除する
- 並び替え:commandキー(⌘)を押しながらアイコンを左右にドラッグします。これはSonoma以前からある操作で、macOS 27でも使えます。
- 削除:⌘を押しながらアイコンをメニューバーの外、デスクトップの方へドラッグして離します。Appleの標準アイコンはこれで消え、メニューバー設定のスイッチもオフになります。サードパーティ製アプリのアイコンは、ドラッグで消せるものと消せないものがあり、消せない場合はアプリの設定から。
- 動かせないもの:コントロールセンターと通知センター(時計)は右端に固定で、動かすことも消すこともできません。Siriは消せますが位置は固定です。
macOS 27では、メニューバー全体が1枚のウインドウとして描画されるようになり、アイコンの裏側の仕組みが変わりました。⌘ドラッグはそのまま動きますが、Bartender、Ice、Hidden Barといったアイコンを隠すアプリはこの変更で一斉に動かなくなり、対応版が出たもの、出ていないものがあります。詳しくはmacOS 27のメニューバーのガイドにまとめています。
アイコンの間隔を詰める
メニューバーに入り切らないアイコンを減らすもう一つの方法が、アイコン同士の間隔を狭めることです。macOSに設定画面はありませんが、ターミナルで次の2行を実行し、ログアウトして入り直すと反映されます。
defaults -currentHost write -globalDomain NSStatusItemSpacing -int 6
defaults -currentHost write -globalDomain NSStatusItemSelectionPadding -int 6
数値は標準より小さい値、6か8あたりが実用的です。元に戻すには次の2行です。
defaults -currentHost delete -globalDomain NSStatusItemSpacing
defaults -currentHost delete -globalDomain NSStatusItemSelectionPadding
この方法はSonomaからTahoeまで広く使われています。macOS 27で効くかどうかは、メニューバーの描画方式が変わったため、お使いの環境で試して確認してください。効かなくても害はなく、上の2行で元に戻せます。
アイコンを隠す、整理するアプリ
標準機能でできるのは、Appleのアイコンを出すか消すか、⌘ドラッグで並べるか、macOS 27なら入り切らない分を矢印にたたむか、までです。「このアイコンとこのアイコンは普段隠して、クリックしたときだけ出す」「ディスプレイごとに別の組み合わせにする」という使い方をしたいなら、アプリの出番です。
- Bartender 7(有料):この分野の定番。macOS 27対応版はベータです。
- Thaw(無料・オープンソース):Iceの開発が止まった後、コミュニティが引き継いだフォーク。macOS 27対応のプレリリース版があります。
- Brow(無料):別の方式で動作。スクリーンショットやタイマーなど、他の機能も同梱されています。
- Ice:2025年9月を最後に更新がなく、macOS 27では動きません。Thawに乗り換えてください。
- Hidden Bar:App Store版はmacOS 27で動かず、GitHub版で動いたという報告があります。
どれもmacOS 27では非公開の仕組みに頼っており、各開発元が「Appleのアップデートで再び動かなくなる可能性がある」と明記しています。macOS 26以前なら、どれも安定して動きます。
CPU温度、メモリ使用量、ネットワーク速度をメニューバーに表示する
macOSの標準では、メニューバーにシステムの状態を表示する手段はバッテリーくらいしかありません。CPU温度、メモリ使用量、ネットワークの速度、ディスクの空き容量などを出したいなら、次の2つが代表です。
- Stats(無料・オープンソース):CPU、GPU、メモリ、ディスク、ネットワーク、バッテリー、センサー(温度、ファン)をそれぞれメニューバーに表示できます。「mac cpu 温度 表示 メニューバー 無料」の答えはこれです。
- iStat Menus(有料):同じ分野の老舗で、表示の作り込みと履歴グラフが強み。
どちらもお使いのmacOSに対応しているかは、開発元のページでリリースノートを確認してください。メジャーアップデート直後は、センサー周りが先に壊れることが多い分野です。
時計をカスタマイズする
メニューバー設定 › 時計のオプション(Sequoia以前はコントロールセンターの一番下)で変えられます。
- 日付を表示:常に/スペースに余裕があるとき/しない
- 曜日を表示
- 時計のスタイル:デジタル/アナログ
- 秒を表示
- 24時間表示
- 時刻の区切りを点滅させる
時計を消すことはできません。アナログにすると幅はかなり狭くなります。時計をクリックすると通知センターが開くのは仕様で、変えられません。
メニューバーの文字を大きくする
メニューバーの文字サイズだけを変える設定はありませんが、二つの方法があります。
- システム設定 › アクセシビリティ › ディスプレイ › メニューバーのサイズを「大」にします。メニューのタイトルとアイコンが一回り大きくなり、他は変わりません。
- システム設定 › ディスプレイで「文字を拡大」寄りの解像度を選びます。メニューバーだけでなく画面全体が大きくなります。
メニューバーを画面の下に移動することはできません。Dockはシステム設定 › デスクトップとDock › 画面上の位置で左右下に動かせますが、メニューバーは上端に固定です。
メニューバーの背景、透明度、色を変える
ここからは見た目の話です。macOS 26 Tahoeでメニューバーの背景がなくなり、メニューのタイトルは壁紙の上に直接描かれるようになりました。macOS 27もそのままです。壁紙によっては読みにくくなるので、Appleは3つの設定を用意しています。どれも「色を選ぶ」設定ではありません。
- メニューバー設定 › メニューバーの背景を表示:Sequoia風の半透明の背景が戻ります。まずこれを試してください。
- システム設定 › 外観 › Liquid Glassのスライダ(macOS 27。26.1では「クリア/色合い調整」の二択):システム全体のガラス効果を透明寄りか不透明寄りかに調整します。メニューバー専用の設定ではありません。
- システム設定 › アクセシビリティ › ディスプレイ › 透明度を下げる:メニューバーを含むインターフェース全体の透過をやめて、ライトモードでは明るいグレー、ダークモードではほぼ黒の平らな色にします。副作用として、サイドバーやコントロールセンター、ウィジェットも平らになります。
メニューバーを特定の色、黒、白、Catalina時代のグレー、好きな色にしたい場合、macOSには設定がありません。唯一の方法はBig Sur以来変わらず、メニューバーの裏に不透明なものを置くことです。つまり壁紙の上端に帯を描き込むか、それを自動でやってくれるアプリを使うかのどちらかです。
Boring Old Menu Barは後者です。現在の壁紙のコピーを作り、メニューバーがある位置に単色の帯を描き込み、それをすべてのディスプレイとすべての操作スペースの壁紙として設定します。ライトモードとダークモードに別々の色を選べて、壁紙や解像度が変わると描き直します。黒にすればMacBookのノッチも見えなくなります。macOS 27用のバージョン1.31と、macOS 13 Ventura〜26 Tahoe用のバージョン1.28があり、14日間無料で試せます。

出荷状態のmacOS 27。明るい壁紙の上に白いタイトル。

同じMac、同じ壁紙、同じメニューバー。タイトルの裏に黒い帯が入っただけです。
手作業で壁紙に帯を描く方法とその限界(ディスプレイが2台、操作スペースが複数、ダイナミック壁紙、ライトとダークの両方を使う、のどれか一つで破綻します)は、英語版のメニューバーの色変更ガイドで詳しく説明しています。
macOS 27で変わったこと
2026年9月14日にリリースされたmacOS 27 Golden Gateで、メニューバーに関して知っておくべき変更は4つです。
- メニューバー全体が1枚のウインドウになり、アイコンを隠す系のアプリが軒並み動かなくなりました。
- 入り切らないアイコンは、メニューバー端の矢印の中に自動でたたまれます。
- Liquid Glassの設定が「クリア/色合い調整」の二択からスライダになりました。
- Appleシリコン専用になり、Intel Macでは動きません。Intel専用のメニューバーユーティリティはここで終わりです。
変わっていないこと:メニューバーに固有の背景はなく、「メニューバーの背景を表示」と「透明度を下げる」はそのまま、⌘ドラッグもそのままです。詳細はmacOS 27 Golden Gateのメニューバー:何が変わり、どのアプリが動かなくなり、どう直すかをどうぞ。
よくある質問
Macのメニューバーとは何ですか? 画面の一番上にある帯で、左にアップルメニューと今使っているアプリのメニュー、右にWi-FiやBluetooth、時計などの「ステータス項目」が並びます。WindowsのタスクバーとWindowsの各ウインドウのメニューを一つにまとめたようなものです。
メニューバーを常に表示するには? メニューバー設定(Sequoia以前はデスクトップとDock)の「メニューバーを自動的に表示/非表示」を「しない」にします。
フルスクリーンでメニューバーを出しっぱなしにできますか? できます。同じ設定を「しない」にします。「フルスクリーン時のみ」が初期設定で、この場合はポインタを上端に当てたときだけ出ます。
メニューバーのアイコンを並び替えるには? ⌘を押しながらドラッグします。
バッテリーの残量をパーセントで表示するには? メニューバー設定(Sequoia以前はコントロールセンター)の「バッテリー」で「バッテリーオプション」を開き、「割合(%)を表示」をオンにします。
メニューバーを下に移動できますか? できません。Dockは移動できますが、メニューバーは上端固定です。
メニューバーの色を変えられますか? システム設定ではできません。背景を表示する、透明度を下げる、Liquid Glassを調整する、の3つまでです。特定の色にするには、壁紙の上端に帯を描くか、それを自動でやるアプリ(Boring Old Menu Bar)を使います。
メニューバーのアイコンの間隔を変えられますか? 設定画面にはありませんが、ターミナルのdefaultsコマンドで変えられます。上の「アイコンの間隔を詰める」を参照してください。
Bartenderはまだ使えますか? macOS 26以前では問題なく使えます。macOS 27ではBartender 7の対応版がベータで提供されています。
Frank Reiffは、Boring Old Menu Bar、A Better Finder Rename、A Better Finder Attributesの開発者で、1996年からMac用ユーティリティを継続して開発しています。このガイドで扱っていないメニューバーの問題があれば、お問い合わせください(英語でのやり取りになります)。